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コラム#10 パン×チーズレシピもご紹介 世界で愛されるチーズの魅力 コラム#10 パン×チーズレシピもご紹介 世界で愛されるチーズの魅力

実は知られていない、チーズをもっとも消費している国は?

パンと相性抜群のチーズ。最近では一般的なデザートよりも比較的カロリーが低いとデザートチーズが人気になったり、チーズの健康効果が話題になったりして、日本でも年々消費量が高くなっています。

ただ、1人あたりの年間消費量はと言うと、1位フランス27.6kg、2位デンマーク26.7kg、3位キプロス26.3kgには遠く及ばず、日本は約2.8kg。(※) スーパーにもたくさんの種類のチーズが並ぶようになりましたが、私たちはまだまだチーズの魅力に気づいていないのかもしれません。

※参考データ:JIDF世界酪農情況2022より。
日本の消費量は、農林水産省「チーズ需給表」2022年チーズ消費量÷総務省統計局 2023.2月現在人口にて算出​

消費量世界一のフランスに学ぶチーズの楽しみ方

では、チーズ消費量世界一のフランスでは、どんなふうにチーズが楽しまれているのでしょう。
フランスでは「1つの村に1つのチーズ」と言われるほどチーズの種類が多く、一体どれだけの種類があるのか分からないのだそう。

フランス料理のフルコースでは、これらの多彩なチーズが数種類のったトレイがデザートの前に運ばれてきて、好きなチーズをカットしてもらうことができます。

家庭では、ハムとチーズをパンで挟んだホットサンド「クロックムッシュ」や、じゃがいもにチーズやにんにくなどを加えて、トロトロ食感にしたマッシュポテト「アリゴ」などが定番。肉料理の付け合わせやパンに絡めて、楽しまれています。
世界各地の朝食とレシピを紹介しているヤマザキッチン内の「世界の朝食」にて、「アリゴ」のレシピも紹介しているので、ぜひ作ってみてください。

アリゴ 世界の朝食より、のびるマッシュポテト「アリゴ

世界を見渡せば様々なチーズの楽しみ方がありますが、いざ日本の家庭で料理しようとするとマンネリになりがちという人もいるでしょう。そこでヤマザキッチンのレシピ監修をしている株式会社たべかた代表である管理栄養士の板橋里麻さんにシーンに合わせた選び方のコツと、おすすめのパン×チーズのレシピを教えてもらいました。

ワインに合わせたチーズの選び方

ワインのお供の定番のひとつといえばチーズ。でもワインにどんなチーズを合わせたらいいか分からないという人も多いでしょう。迷ったときは、ワインの濃厚度に合わせてチーズを選ぶのが、一番簡単な方法です。

辛口のスパークリングワインは、爽やかな泡立ちに合わせて、適度に酸味のあるコンテやブリー、グリエールなどを合わせるのがおすすめです。

繊細な味わいの白ワインにはミルキーでクセのないカッテージチーズやモッツァレラを選ぶと良いでしょう。

赤ワインは、軽めの赤なら濃厚だけどクセのないクリームチーズ、重めならクセのあるブルーチーズや白カビ系チーズ、濃厚なミモレットなどが、相性が良いですね。

トレンドのデザートチーズの中にもワインにぴったりのものが多くあります。今回おすすめしたいのは「バスクチーズケーキ」。

日本でも有名なバスクチーズケーキですが、実はこの呼び方は日本独自のもので、もともとはスペイン・バスク州のサン・セバスチャンという町にあるバルの名物デザート。バルとは本来、料理とお酒を楽しむ場所。それだけにこのお店にはワインもたくさん用意されていて、コーヒーだけでなく、ワインと合わせてバスクチーズケーキを楽しむ人の姿も見られます。

バスクチーズケーキと言えば、こんがりとした焼き目と濃厚な味わいが特徴。生クリームを入れるレシピが多いですが、ヤマザキッチンのレシピ「ロイヤルバスクチーズケーキ風トースト」なら、バターの風味がきいた濃厚なロイヤルブレッドを使うことで、生クリームなしでもおいしく仕上がります。比較的どんなワインにも合いますが、なかでも相性が良いのが軽めの赤ワイン。黒こしょうやカラメルソースをかけたアレンジも試してみてください。

ロイヤルバスクチーズケーキ風トースト

ロイヤルバスクチーズケーキ風トースト」の作り方:
クリームチーズに砂糖を加えてよく混ぜ合わせて、レモン汁、卵黄を合わせてさらに混ぜ合わせます。
パンより少し大きく切ったアルミホイル2枚を重ねて、クリームチーズを塗った食パンを乗せます。アルミホイルの余った部分でパンの耳を覆ったら、あとはトースターでこんがり焼きます。
ワインのお供にするなら、小さくカットして、カナッペのように楽しむのもおすすめです。

とろ〜りチーズが、パーティを映えさせる!

子どもも大好きで、お酒とも相性の良いチーズを使ったレシピはパーティメニューにぴったり。ピザやグラタンなど、パーティ向きのメニューは色々ありますが、なかでも盛り上がるのが「チーズフォンデュ」です。

とろけるチーズの代表と言えば、ピザ用チーズですが、手軽な一方で、味わいが淡白で、チーズフォンデュの場合は、具材に絡みづらいという特徴もあるので、覚えておきましょう。

自宅で手軽に作りたい方は、最近はチーズフォンデュ専用のキットが販売されているので、そちらを活用してもいいでしょう。
本格的に作りたい方は、グリエールチーズとエメンタールチーズを熱しながら、白ワインを加えてのばしていきます。グリエールチーズとエメンタールチーズの量は1:1が基本ですが、グリエールチーズを多くすると濃厚な味わいになります。この2つのチーズはピザ用チーズのような伸びはありませんが、トロッとしていて、具材によく絡みます。逆に伸びを楽しみたいというときは、モッツァレラチーズも加えると良いでしょう。もし白ワインがないという方は牛乳で代用することもできます。

また、最近ではホットプレートの上にカマンベールチーズをのせて、一緒に焼いた肉などを絡めるカマンベールフォンデュや、内側をくりぬいたバケットの中にチーズを入れて、トマトソースやコチュジャンで味付けをした唐揚げをつけて食べるパネチキンなどの、変わり種フォンデュも人気を集めています。

チーズフォンデュの具材はなんでもOK。定番はパンや野菜ですが、子どもの好きなエビフライや唐揚げ、ミートボールや焼売なども合います。また、柿やバナナなどのフルーツや、カステラ、ワッフルなどでデザートとして楽しむのも、盛り上がること間違いなしです。

チーズフォンデュ

チーズフォンデュ」の作り方:
小鍋の内側ににんにくをすりつけて香りを移します。鍋に細かく切って、小麦粉をまぶしたチーズを入れて、火にかけ、温めた牛乳と水を混ぜたものを少しずつ加えて、チーズを溶かします。全部溶けたら、好きな具材を絡めていただきます。

朝食に最適! 包丁要らずで具材たっぷりチーズトースト

朝は時間がないけれど、少しでも栄養に気を配りたいもの。そんなときに重宝する時短メニューがチーズトーストです。

チーズトースト1枚で、チーズに含まれるたんぱく質、脂質、カルシウム、ビタミンB2などと、食パンに含まれる炭水化物やたんぱく質を手軽に摂ることができます。

2種類のチーズを重ね合わせた「2色チーズトースト」なら、簡単なのに見た目も華やかになります。

2色チーズトースト

2色チーズトースト」の作り方:
パンにバターを塗り、チェダースライスチーズとスライスチーズをずらして重ねて、トースターで焼きます。

また、チーズだけではもの足りないという人は、具材をプラスしてみましょう。
忙しい朝のポイントは、「納豆チーズトースト」のように、包丁を使わず、味付けもいらない具材を選ぶことです。

納豆チーズトースト

納豆チーズトースト」の作り方:
納豆に付属のタレを加えて、よく混ぜ合わせます。食パンに納豆を平らに乗せて、チーズをかけて、オーブントースターで焼きます。

ツナやコーン、コンビーフ、サバ缶などの缶詰、のりの佃煮や鮭フレークなどの瓶詰め、焼きのりやさつま揚げなど、意外にも包丁要らずで、チーズに合う具材は豊富です。様々な具材にチャレンジしてみるのも楽しいですよ。

世界中で愛されているチーズ。ご家庭でも様々なアレンジレシピに挑戦してみてください。

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