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金色ビールとパン!夏の幸せ 金色ビールとパン!夏の幸せ

チェコ共和国プラハ チェコ共和国
プラハ

金色ビールとパン!
夏の幸せ

「パーレック・フ・ロフリーク」は、ビールの国・チェコの庶民派グルメ。小麦の風味豊かな細長いロールパン(ロフリーク)に、やはり細長いソーセージ(パーレック)を挿すのが伝統的なスタイル。ビールと味わえば、ソーセージ、パンとの三味一体のおいしさを実感できる。
撮影:牧田健太郎

月刊ダンチュウ[dancyu]2022年 8月号編集タイアップ企画より

月刊ダンチュウ[dancyu]
2022年 8月号
編集タイアップ企画より

「パーレック・フ・ロフリーク」は、ビールの国・チェコの庶民派グルメ。小麦の風味豊かな細長いロールパン(ロフリーク)に、やはり細長いソーセージ(パーレック)を挿すのが伝統的なスタイル。ビールと味わえば、ソーセージ、パンとの三味一体のおいしさを実感できる。
撮影:牧田健太郎

月刊ダンチュウ[dancyu]
2022年 8月号
編集タイアップ企画より

金色ビールとパン!夏の幸せ
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金色ビールとパン!夏の幸せ

*取材協力:「だあしゑんか」東京都新宿区舟町5-25 TSI舟町ビルB1F ☎︎03-5269-6151チェコや中欧の料理とビールが楽しめる店。
dasenka.business.site

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夏に恋しい金色の幸せ。日本はもちろん、世界中で愛されているビールのスタイルであるピルスナーの故郷チェコ。国民一人当たりの年間ビール消費量は、28年連続(1993〜2020年)で世界一!当然のごとく、ビールつまみが豊富なことでも有名だ。

代表格はソーセージ。国民食と言われるくらい種類も調理法も多彩だが、ソーセージには、ほぼ必ずパンを添えるのがお約束。“ビール×ソーセージ×パン”の“三味一体”が、チェコの口福には欠かせない。

「パーレック・フ・ロフリーク」は、そんなビールの国の庶民派グルメ。いわばチェコ流ホットドッグで、ロフリークという細長いパンに穴を開け、ソーセージを挿し込む。素っ気ないほどシンプルだが、香ばしいパンとジューシーなソーセージの組み合わせが理屈抜きに旨い。ビールと軽食を楽しみたい午後にぴったりの一品だ。

もう一つ、チェコならではのビールつまみと言えば「ウトペネツ」。何とソーセージの酢漬け(白ワインビネガー漬け)である。これが想像以上に味わい深く、さっぱりとした酸味を入り口に肉の滋味が徐々に広がる。パンと食べれば小麦の風味が加わり、口直しにも最適。ホップが香り、ほろ苦く爽やかな喉ごしのピルスナービールとの相性は申し分ない。

首都プラハでは、夏はビール時間が最も華やぐ季節。各店は屋外に席を設け、青空ビアホールも登場する。金色の液体越しに広がるのは、千年の都とも称される美しき古都──。実は、これこそ住民たちにとって極上のビールの友。愛する風景、食文化とともに短い夏を謳歌するのだ。

さて、そんなプラハの朝もパンから始まる。決して贅沢ではない、むしろ慎ましい食卓にはご馳走が二つ。焼きたてのパンと、朝を告げる教会や大時計の鐘の音だ。それはありふれた日々の暮らしの一部。だが、誰もがこの街に生きる幸せを心のどこかで感じている。

おススメのパン
塩バターフランスパン

夏の朝食にもうってつけ。ソーセージの酢漬け「ウトペネツ」

夏の朝食にもうってつけ。ソーセージの酢漬け「ウトペネツ」

ほどよい酸味とすっきりとした後味。パンと食べるとさらにおいしさが膨らみます

チェコの国民食とも言われるソーセージを、香味野菜とともに白ワインビネガーの調味液に漬けた「ウトペネツ」。いわばソーセージのピクルスで、さっぱりと爽やかで食べやすく、ビールのつまみにピッタリ。パンとの相性も抜群で、夏の朝食やブランチにもうってつけの一皿です。

おススメのパン
塩バターフランスパン

材料(4人分)

塩バターフランスパン 適量
白ソーセージ(太め) 4本
パプリカ(赤・黄) 各1/2個
玉ねぎ 1/2個
きゅうりのピクルス 1本
イタリアンパセリ 適量
[調味液]
500ml
白ワインビネガー 250ml
砂糖 大さじ2
大さじ1
ローリエ 適量
赤唐辛子(輪切り) 適量
ブラックペッパー(粒) 適量

作り方

  1. 白ソーセージは皮をむいてから湯でゆでて火を通し、両端を残して縦に1本切れ目を入れます。パプリカ、玉ねぎは繊維を断ち切るようにスライス、きゅうりのピクルスは縦にスライスします。
  2. ①のソーセージの切れ目に、①の玉ねぎの半量、きゅうりのピクルスを各1/4量ずつ挟み込み、こぼれ落ちないように爪楊枝で留めます。
  3. 鍋に調味液の材料を合わせて火にかけ、沸騰直前に火からおろします。粗熱が取れたら、あらかじめ煮沸消毒しておいた保存容器に②、残りの玉ねぎ、パプリカとともに入れ、冷蔵庫で2〜3日置きます。これでウトペネツの出来上がりです。
  4. 塩バターフランスパンは軽くトーストし、③、イタリアンパセリとともに器に盛りつけます。ウトペネツはパンにのせてもおいしくいただけます。

ひとくちメモ

今回は白ソーセージを使いましたが、どんなソーセージでも代用できるレシピです。白ソーセージ以外は皮をむく手順を省き、後は同様。ソーセージの量は、ソーセージのサイズによって調整してください。また、細いソーセージなら切り込みを入れて具を挟む手順も省略してOK。冷蔵庫で10日は保存可能です。

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