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「食の都」は、パンを愛する! 「食の都」は、パンを愛する!

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京都

「食の都」は、パンを愛する!

京都の昔ながらの喫茶店名物で、モーニングの常連でもある「厚焼き卵のサンドイッチ」。食パンが生(写真)だったりトーストしてあったり、厚焼き卵がほんのり甘かったり和風のだし巻き卵だったり……。あるいは、ソースに和がらしが潜ませてあったりと、店ごとに個性は多彩。近年は、インスタ映えすると若い世代に人気。全国的にもポピュラーな、ゆで卵を使う卵サラダのサンドイッチとはひと味違うおいしさで、人気拡大中だ。
撮影:牧田健太郎

月刊ダンチュウ[dancyu]2022年 6月号編集タイアップ企画より

月刊ダンチュウ[dancyu]
2022年 6月号
編集タイアップ企画より

京都の昔ながらの喫茶店名物で、モーニングの常連でもある「厚焼き卵のサンドイッチ」。食パンが生(写真)だったりトーストしてあったり、厚焼き卵がほんのり甘かったり和風のだし巻き卵だったり……。あるいは、ソースに和がらしが潜ませてあったりと、店ごとに個性は多彩。近年は、インスタ映えすると若い世代に人気。全国的にもポピュラーな、ゆで卵を使う卵サラダのサンドイッチとはひと味違うおいしさで、人気拡大中だ。
撮影:牧田健太郎

月刊ダンチュウ[dancyu]
2022年 6月号
編集タイアップ企画より

「食の都」は、パンを愛する!
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「食の都」は、パンを愛する!

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この街を訪れる人は、名所旧跡はもちろん、パン屋さんの多さにも驚くに違いない。総務省統計局の家計調査によれば、世帯当たりのパン消費量(都市別)は常にトップクラス。ある街頭調査では、約9割の人が朝食はパンと答えたという。歴史ある古都にして和洋中の美味が集まる京都は、日本有数のパンの街でもある。

そんな食の都で、京都らしいサンドイッチは?と聞けば、きっと上位に挙がるのが「厚焼き卵のサンドイッチ」。京都人が愛してやまない昔ながらの喫茶店名物で、モーニングの常連でもある。

舞妓さんが食べやすいように仕立てた小ぶりなもの、旦那衆が夕食前にコーヒーと一緒につまむ程度にパンと厚焼き卵の比率を工夫したもの……。店ごとに個性の違いはあるが、共通するのは口溶けのよい食パンとふわふわの厚焼き卵が生むハーモニー。庶民的なのに不思議なほど優雅な古都の朝にもふさわしい味わいだ。

そもそも京都にパンが普及したのは、忙しい伝統工芸の職人たちが手軽でおいしいからと、朝や夜食に好んで食べたことに由来するとの説があるほど。京都のパンとパン料理の背景には、古都の暮らしに結びついた文化的なストーリーが見え隠れする。

さて、進取の気風も豊かな京都。現在ではサンドイッチやトーストにも続々と新味が登場し、住民や観光客を喜ばせている。新しいとはいえ、そこは京都。京野菜をはじめとし、伝統食材を使うなど地元の食文化を生かしたものも多い。

そんな古今のパン・モーニングを求め、パン屋さんに喫茶店、さらに最先端カフェへと人が向かうのが京の朝。ちょうどその頃、住民たちが毎朝掃き清める街は一日で最も美しい姿を見せる。

寺社仏閣巡りか朝食の愉しみか──。旅行者なら迷うところだが、どちらを選んでもいい。両方とも京都が育んできた、この街の大切な文化だ。

おススメのパン
ロイヤルブレッド

たっぷり野菜を和風ソースで。「キャロットラペのBLTサンドイッチ」

たっぷり野菜を和風ソースで。「キャロットラペのBLTサンドイッチ」

トーストした上質な食パンのおいしさが、野菜の甘味と香りを膨らませます

昔ながらの味が愛される一方で、新しいスタイルのサンドイッチやトーストも続々と登場する京都の食シーン。写真は、「キャロットラペのBLTサンドイッチ」。にんじんサラダのやさしい酸味が、ベーコン、レタス、トマトと好相性。胡麻や醤油を使った和風ソースがアクセントです。

おススメのパン
ロイヤルブレッド

材料(1人分)

ロイヤルブレッド(6枚切り) 2枚
にんじん 1/2本(60g)
スライスベーコン(厚切り) 2枚
トマト(輪切り) 2枚
フリルレタス 2枚
バター 大さじ1
少々
[ドレッシング]
2つまみ
白ワインビネガー 小さじ1
オレンジマーマレード 小さじ1/2
オリーブオイル 小さじ1/2
[和風ソース]
マヨネーズ 大さじ1
醤油 小さじ1/4
白すり胡麻 小さじ1

作り方

  1. 最初にキャロットラペを作ります。にんじんは皮をむいてせん切りにし(チーズおろしの大きめの穴などを使うと便利)、塩少々を混ぜて約3分置き、水気をしっかり絞ったら、[ドレッシング]の材料を混ぜたボウルに入れてよく混ぜます。
  2. フライパンにベーコンを入れ、弱火で両面をじっくり焼き、半分の長さに切ります。
  3. [和風ソース]の材料をよく混ぜて小皿などに入れます。
  4. ロイヤルブレッドはトースターできつね色になるまで焼き、片面にバターを半量ずつ塗ります。
  5. ④の1枚のバターを塗った面を上にして、フリルレタス、①、②、トマトをのせ、④のもう1枚をバターを塗った面が内側になるように被せます。③のソースを具につけながら、どうぞ。口直しにピクルス(分量外)などもよく合います。

ひとくちメモ

まずはソースをつけず、食パンと具のシンプルな相性の良さを味わってから、ソースをつけて味変を楽しむのがお薦めです。キャロットラペはレシピの比率で多めに作ってもOK。冷蔵庫で約1週間は保存できます。

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