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バーベキューの魂、プルドポークにパン! バーベキューの魂、プルドポークにパン!

アメリカ合衆国 アメリカ合衆国

バーベキューの魂、
プルドポークにパン!

「プルドポーク」をコールスローとともにバンズに挟み、ソースをかけた「プルドポーク・バーガー」。アメリカにはBBQ料理の専門店も多く、人気メニューとなっている。プルドポークには地域性もあり、下味やソースの種類である程度、どの地方の味かがわかるとか。
撮影:牧田健太郎

月刊ダンチュウ[dancyu]2022年 11月号編集タイアップ企画より

月刊ダンチュウ[dancyu]
2022年 11月号
編集タイアップ企画より

「プルドポーク」をコールスローとともにバンズに挟み、ソースをかけた「プルドポーク・バーガー」。アメリカにはBBQ料理の専門店も多く、人気メニューとなっている。プルドポークには地域性もあり、下味やソースの種類である程度、どの地方の味かがわかるとか。
撮影:牧田健太郎

月刊ダンチュウ[dancyu]
2022年 11月号
編集タイアップ企画より

バーベキューの魂、プルドポークにパン!
アメリカ合衆国 アメリカ合衆国

バーベキューの魂、プルドポークにパン!

*取材協力:「Niki’s Kitchen英語料理教室」各国本場の味をネイティブ講師に教わる料理教室。今回は、アメリカ料理のサチ先生が担当。
www.nikikitchen.com

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空の下、家族や仲間と食材を持ち寄り、焼いて食べて大いに盛り上がる。アウトドアクッキングの花形でもあるバーベキュー(BBQ)。だが、その意味合いは日本と本場アメリカではかなり違う。数百年の歴史を誇るBBQの母国には、伝統の中で培われてきた“文化”が存在している。

そもそもアメリカでBBQとは、時間をかけて塊肉に火を通す料理のこと。食材をさっと焼いて食べる料理はグリルと呼ばれ、明確に区別されている。ルーツは16世紀、先住民の調理法にヨーロッパから持ち込まれた豚肉や牛肉、調理器具が融合し、発展してきた。開拓史とともに歩んだBBQは、この国のソウルフードでもある。

そんなアメリカンBBQの魂と言えるのが「プルドポーク」。今もBBQの聖地とされる南部の名物で、スパイスでマリネした豚肩ロース塊肉を蓋付き器具で半日かけて燻し焼きにし、細かくほぐしたもの。口に含めばほろほろと柔らかく、旨味がぎゅっと凝縮されている。野趣あふれる見かけとは裏腹に、肉の旨さを極めた料理である。

これに欠かせないのがパン。なかでも定番は「プルドポーク・バーガー」だ。こぼれそうな肉をバンズで挟んで豪快に頬張れば、広大な大地に育まれた豊かでおおらかな味わいが体中にしみわたる。

家で楽しむ場合、焼き手は主に父親だ。スパイスからソースまで、つくり手ごとに十人十色の料理でもあり、皆、自分のレシピを持っている。それは親から子へと伝わり、子供たちはさらにそこから自分の味をつくり上げていく。誰もが自分の好みを持つ──何ともアメリカらしい料理なのだ。

さて、休日は家族の食卓を大事にするアメリカだが、平日は別。朝食は各自で用意をし、思い思いに食べるという家が多い。それでもパンを焼く、コーヒーを淹れる、残り物を温める……。家族の朝の香りが混じり合い、そんな香りを胸にそれぞれが一日を切り拓いていくこの国の朝である。

おススメのパン
ダブルソフト

レシピは意外に簡単!気軽に楽しむ「プルドポーク・サンドイッチ」

レシピは意外に簡単!気軽に楽しむ「プルドポーク・サンドイッチ」

肉とパンの豊かなおいしさが交わる。時間をかけてもつくりたい美味です

プルドポークは本来、半日かけて焼くBBQ料理ですが、最近では比較的短時間で仕上がるレシピも開発されています。今回のレシピは、一般的な日本のキッチンでもつくりやすい「プルドポーク・サンドイッチ」。組み合わせる具は、目玉焼きのほかチーズやピクルス、サラダなども。幅広いアレンジも自在なサンドイッチです。

おススメのパン
ダブルソフト

材料(1人分)

ダブルソフト 2枚
プルドポーク(※) 適量
1個
塩、胡椒 各少々
ホットソース 適量
サラダオイル 少々
※[プルドポーク](作りやすい分量)
豚肩ロース肉(ブロック) 2kg
A チリパウダー 大さじ1
オニオンパウダー 小さじ1
ガーリックパウダー 小さじ1
クミンパウダー 小さじ1
黒胡椒 小さじ1
小さじ2
コーラ 350ml

作り方

  1. プルドポークを作ります。豚肩ロース肉は4等分に切り分け、Aを混ぜ合わせたものをそれぞれ1/4量ずつしっかりすり込み、ラップなどで包んで冷蔵庫に入れ、1晩置きます。
  2. 厚手の鍋に①とコーラを入れて中火にかけ、沸騰したら火を弱め、蓋をしてコトコト煮ます。ときどき中を確認して肉の上下を入れ替えたり、水分が足りないようなら水(分量外)を適宜加えます。
  3. ②を2時間半〜3時間ほど煮たら火から下ろし、粗熱が取れたら、フォークなどを使って肉を細かく裂きます。
  4. 目玉焼きを作ります。フライパンにサラダオイルを薄くひいて火にかけ、卵を割り入れて塩、胡椒をし、好みの固さに焼きます。
  5. ダブルソフトをトースターなどで両面こんがりと焼き、1枚の上に③を適量、さらに目玉焼きをのせてホットソースを回しかけ、もう1枚で挟みます。

ひとくちメモ

圧力鍋を使えば加熱時間は1時間ほどに短縮、またスロークッカーでもおいしく作れます。一度にたくさん作り置きするのがオススメ。冷蔵庫で2〜3日、冷凍庫なら1カ月ほど保存可能です。

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