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新年を迎えるドーナッツ、日々のパン! 新年を迎えるドーナッツ、日々のパン!

オランダ王国 オランダ王国

新年を迎えるドーナッツ、
日々のパン!

日本の年越し蕎麦ならぬ、オランダの“年越しドーナッツ”の「オリボーレン」。大晦日には、これを売る屋台にできる行列が季節の風物詩となっている。生地はプレーンのほかレーズン入りなどもあり、粉糖をふって食べる。
撮影:牧田健太郎

月刊ダンチュウ[dancyu]2023年 1月号編集タイアップ企画より

月刊ダンチュウ[dancyu]
2023年 1月号
編集タイアップ企画より

日本の年越し蕎麦ならぬ、オランダの“年越しドーナッツ”の「オリボーレン」。大晦日には、これを売る屋台にできる行列が季節の風物詩となっている。生地はプレーンのほかレーズン入りなどもあり、粉糖をふって食べる。
撮影:牧田健太郎

月刊ダンチュウ[dancyu]
2023年 1月号
編集タイアップ企画より

新年を迎えるドーナッツ、日々のパン!
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新年を迎えるドーナッツ、日々のパン!

*取材協力:「ライトハウス」東京都国分寺市南町2-15-6 迦葉国分寺グリーンハイツ1階 ☎︎050-1361-4797 オーナーのHanaさんはオランダ出身。駐日大使もお薦めのオランダ料理が楽しめる。
lighthouse-tokyo.com

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冬の寒空を忘れさせてくれるほど、明るく華やいだオランダの12月。街はイルミネーションに彩られ、各所で開かれるパーティーやイベントに浮き立っている。人々が楽しみに待つ屋台が現れるのもこの時季。揚げ菓子「オリボーレン」のキッチンカー。この国に年末を知らせる風物詩だ。

オリボーレンは直訳すると“油の玉”。 イーストを加えたパン生地を揚げたもので、ドーナッツの元祖との説もある。揚げたては、外はカリッと中はもちもち。素朴だが後をひくおいしさだ。主に冬の街角を賑わす庶民派グルメで、多くの人が寒い日に家族で熱々を食べた温かい記憶を大事に持っている。特に大晦日は、これを食べて年を越すのがこの国の習慣だ。

そもそもパンとともにあるのがオランダの食卓。国際色豊かなお国柄もあり、各国由来のさまざまなパンが普段から食べられていて、選択肢も幅広い。

特に朝や昼は、おいしいパンさえあればハムやチーズ、卵料理、フルーツなどが1〜2品加われば十分という人も普通。質素に見えて、それぞれの質を重んじた食事は意外なほど美味。倹約家と言われる彼らだが、本当に必要なものを選び、楽しんでいることをその味が教えてくれる。

そんなオランダの人々が大切にしているのは、家族が揃う食卓。大晦日なら友人家族と集うことも多く、山盛りのオリボーレンや持ち寄り料理を囲み、シャンパンを飲んで盛り上がる。クライマックスは、各家庭で打ち上げられるカウントダウンの花火。この夜は子供たちも起きていて、希望に満ちた新年の幕開けを実感するのだという。

さて、明けて元日の朝。翌1月2日から仕事が始まるオランダは、打って変わって通常モード。朝食の席に着けば、そこにはいつものパンと、夜更かしで少し疲れ気味な家族の面々──。だが、今年も良い年だと予感させてくれるのは、何よりもそんな日常なのである。

おススメのパン
超芳醇

トーストに具だくさんオムレツ!「ブーレンオムレット」

トーストに具だくさんオムレツ!「ブーレンオムレット」

香ばしいトーストとバターが香るオムレツ。幸福度いっぱいの一皿です

オランダの昔ながらの朝食の一つが、パンと卵料理。代表格が“農夫のオムレツ”の意味をもつ「ブーレンオムレット」で、卵にマッシュルームやパプリカなどの野菜、ベーコン、チーズも加わる具だくさん。農業大国・オランダの豊かさが垣間見え、トーストにオムレツがどんとのった盛りつけも魅力的です。

おススメのパン
超芳醇

材料(2人分)

超芳醇(8枚切り) 2枚
マッシュルーム 3個
パプリカ(赤、黄、緑) 合わせて30g
ベーコン 2枚
玉ねぎ 40g
万能ねぎ 3本
3個
牛乳 30ml
シュレッドチーズ 15g
イタリアンパセリ(みじん切り) 大さじ2
バター 20g
塩、胡椒 各少々

作り方

  1. マッシュルームは薄切り、パプリカとベーコンは細かく切り、玉ねぎはみじん切り、万能ねぎは小口切りにします。
  2. フライパンを弱火にかけてバターを熱し、①を入れて塩、胡椒をふり、玉ねぎが透き通るまで炒めます。
  3. ボウルに卵を割り入れ、牛乳を加えてフォークなどでよく混ぜたら②に流し入れ、フタをして約5分、卵の下面がカリッとし、上面が半熟状になるまで焼きます。
  4. ③にシュレッドチーズを回しかけて再びフタをし、チーズが溶けたら火を止めてイタリアンパセリを散らします。
  5. 超芳醇をトースターでこんがりと焼いて器に並べ、④をかぶせるように盛りつけます。好みでミニトマトやベビーリーフ(いずれも分量外)を添え、少しずつナイフ&フォークで切り分けながらいただきます。

ひとくちメモ

ベーコンの代わりにハムやサラミを使っても。野菜は火の通りやすいものなら何を入れてもOK。日々、少しずつ具材を替えて味のバリエーションを楽しんでください。

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